朝風呂と夜風呂のガス代を使い方で徹底比較!一番安いのは?
朝風呂と夜風呂に入る場合のガス代は、使い方により大きく変わります。
例えば一般的に多いパターンと思われる「朝はシャワー+夜はお風呂を溜める」として考えた場合、
都市ガスで「1日 50~100円」
プロパンガスで「1日 85~160円」
のガス代がかかります。
また家族の人数や生活スタイルによっては「シャワーを主に使う」「お風呂を1回溜めて追い炊きする」など使い方も様々ですよね。
賢く使うと、ガス代を少し節約することも可能です。
そこで
- 朝風呂と夜風呂をするときの使い方別のガス代
- お風呂でのガス代を節約するにはどうすればいいのか
を詳しくご紹介しますね。
1日2回のお風呂やシャワーはガス代が高くなってしまうのか気になる
細かいことはいいから大体のガス代をイメージしたい
という方はぜひ読んでみてください。
朝と夜2回のお風呂やシャワーのガス代
朝風呂、夜風呂といっても生活スタイルや季節によって、お風呂を沸かしたりシャワーだったり使い方は人それぞれですよね。
また契約しているガス会社や住んでいる場所によってもガス料金は変わります。
なので今回は細かい計算の話しは置いておいて、大体平均でどのくらいかかるのかを使い方によってまとめてみました。
金額は多少前後しますので、あくまで参考程度に考えてみてくださいね。
1回お風呂を沸かすときやシャワーを使った時のガス代
まず湯船にお湯を1回溜めた場合のガス代はいくらになるかというと
- 都市ガス…約30~60円
- プロパンガス…約50~100円
となります。
これは一般的なお風呂の大きさとして考え、200リットルの水を40℃に沸かす場合とします。
1日にかかるガス代は、都市ガスで約30~60円、プロパンガスで約50~100円程度となりますね。
次にシャワーを使う場合。
こちらは40℃のお湯で10分間浴びた場合で考えてみます。
- 都市ガス…約20~40円
- プロパンガス…約35~60円
となります。
10分以内にシャワーを終えることができれば、お風呂を溜めるよりは少し安く済みますね。
また上記はお風呂を沸かす場合もシャワーの場合も、20℃の水を40℃に沸かす場合で考えています。
ガスを使うということは水の温度を上げるということなので、
- お湯の設定温度を下げる
- 夏はもともとの水道水の温度もそんなに低いわけではない
などの場合には少し安めになると考えられます。
反対に水を流す時間が長くなればその分温める時間が長くなるということですので、シャワーを浴びる時間が長かったり、出しっぱなしにしたりすると料金が上がってしまいます。
また今回のシミュレーションではお風呂を溜めつつ、シャワーを使用する場合は考えないものとします。
そのため、実際にはもう少しかかってしまうと思っておいてくださいね。
朝と夜2回のお風呂でかかるガス代の相場
朝風呂と夜風呂に入るといっても、お風呂を溜めるのか、追い炊きして2回入るのか、シャワーを使用するのかで金額は変わってきますよね。
先ほどの「お風呂を1回沸かした場合」と「シャワーを10分間浴びた場合」の金額を元に、使い方別に1日にかかるガス代と1ヶ月にかかるガス代を考えてみましょう。
お風呂を1日2回溜める場合
1日分の料金
- 都市ガス…約60~120円
- プロパンガス…約100~200円
30日分(約1ヶ月)の料金
- 都市ガス…約1800~3600円
- プロパンガス…約3000~6000円
朝はシャワーを10分浴びる、夜はお風呂を溜める場合
1日分の料金
- 都市ガス…約50~100円
- プロパンガス…約85~160円
30日分(約1ヶ月)の料金
- 都市ガス…約1500~3000円
- プロパンガス…約2550~4800円
朝も夜もシャワーを10分浴びる場合
1日分の料金
- 都市ガス…約40~80円
- プロパンガス…約70~120円
30日分(約1ヶ月)の料金
- 都市ガス…約1200~2400円
- プロパンガス…約2100~3600円
お風呂を1回溜めて、2回目は追い炊きする場合
最後に朝お風呂を溜めて、夜追い炊きをすると仮定した場合。
冷めてしまったお湯を沸かし直す追い炊きは、温度を1℃上げるのに「都市ガスで約2円」「プロパンガスで約4円」程度かかります。
今回はお風呂を溜めた時と同じ、一般的な200リットルを40℃に沸かし直すとして考えます。
1回の追い炊きのガス代は
- 都市ガス…約80~100円
- プロパンガス…約130~150円
となります。
この金額にお風呂を1回溜める時の金額を合わせると
1日分の料金
- 都市ガス…約110~160円
- プロパンガス…約180~250円
30日分(約1ヶ月)の料金
- 都市ガス…約3300~4800円
- プロパンガス…約5400~7500円
となりますね。
実際に使うときはもう少しかかる
単純に
「200リットルのお風呂を溜める」
「お湯の設定は40℃」
「シャワーを流す時間は10分」
として条件に当てはめてガス代を考えてみると大体このようになると考えられます。
例えば「お風呂を2回溜める」のと「お風呂を1回溜めて2回目に入る時は追い炊き」だと、「お風呂を2回溜める」方がガス代としては安くなっていますね。
しかしこれには水道代は含まれていませんし、追い炊きの設定温度を低くすれば少し安くなることもあるのです。
また夏と冬だと冷めたお湯の温度も異なるので、温めなければならない温度差も変わりますから当然料金も変わります。
シャワーが長めの人や、お風呂を溜めつつ、体や髪を洗うときはシャワーも併用するという場合ももっとかかってしまうことになりますね。
そこで、次はなるべく「お風呂で使うガス代を節約する」にはどうすれば良いのかをみていきましょう。
お風呂やシャワーのガス代の節約のコツ
追い炊きはなるべくしない
先ほど見ていただいたように、1回冷めてしまったお湯を沸かし直す追い炊きは意外とお金がかかるのですね。
なので
- 湯船用のふたを使う
- 家族がいる場合はなるべく時間を空けずに続けて入る
などお湯が冷めないよう対策をして、追い炊きの回数を減らすと節約に繋がりますよ。
また家族がいる場合は、入るたびに追い炊きをするより保温しておく方が経済的です。
使うお湯の量を減らす
- シャワーを浴びる場合は、なるべく短い時間で済ませる
- 一人暮らしなら少し湯船に溜める量を少なくしてみる
なども節約になります。
温める水量が少なければその分ガスも使わずに済むからですね。
冬は寒いので高めの温度でシャワーを長めに浴びるなんてこともあると思いますので、季節によっては少し難しいですが^^;
設定温度を下げる
また使う量を減らせない場合は、設定温度を少し下げるというのも有効です。
- シャワーの温度
- お湯を溜めるときの温度(追い炊きする時の温度)
を夏は少しぬるいくらいにしておくなどで少しガス代も抑えることができます。
こちらも水量同様、水道水を温める温度差が少なければ、ガスをたくさん使わずに済むためです。
1日2回のお風呂に入る時のガス代まとめ
朝風呂と夜風呂で1日に2回お風呂やシャワーを使用する場合の1日のガス代はおおよそ以下のようになります。
▼お風呂を1日2回溜める場合
- 都市ガス…約60~120円
- プロパンガス…約100~200円
▼朝はシャワーを10分浴びる、夜はお風呂を溜める場合
- 都市ガス…約50~100円
- プロパンガス…約85~160円
▼朝も夜もシャワーを10分浴びる場合
- 都市ガス…約40~80円
- プロパンガス…約70~120円
▼お風呂を1回溜めて、2回目は追い炊きする場合
- 都市ガス…約110~160円
- プロパンガス…約180~250円
シャワーを使う時間や沸かす前の水の温度、その他家族の人数など使い方によって変わると思いますが、なんとなく想像はできたでしょうか。
お風呂でのガス代を節約したい場合は
- 追い炊きをなるべく使わないようにする
- 使う水の量を減らす
- 設定温度を少し低くできないか見直す
などが有効です。
しかし冬に無理して設定温度を下げたりなど、無理はしないでくださいね!
出来そうな範囲で試してみてください^^